欅坂46「風に吹かれても」のポイントは“狭く速いボーカル”? 楽曲の構造から読み解く

 欅坂46の5枚目のシングル『風に吹かれても』。

 

 ノリの良いアコースティックギターと「トゥルットゥットゥー」と口ずさむイントロからは、軽快、爽快、楽天的といったキーワードが浮かぶ。シリアスなニュアンスが多かった今までのこのグループにはないテイストだ。この冒頭の明るい印象を、ほとんど変化させることなく最後まで維持し、斬新な展開や転調は一切行わない。この爽やかな曲調、あるいはミュージックビデオにおける”笑顔”や”黒スーツ”といったビジュアル面での視覚的インパクト、その第一印象一発で勝負を仕掛けたシングルである。では、そうした印象を抱かせる楽曲の構造を分析してみたい。

 

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引用元:リアルサウンド

 

今回記事ではカットしましたが、展開フェチの自分にとっては「避雷針」がめちゃ好み。
細かく見ると5段階(ABCDE)でかつ間奏(F)まで登場するヒャダイン顔負けの多展開型。
なのにABC→DEABC→F→DE (※→は転調)でサビ部分DEが2度しか登場しないこの余裕!

 

そういえば今回歌詞については省いたけども、詞語りもそれはそれで面白いと思う。
たとえば”風”って、秋Pよく使う言葉だけど昔AKBに使ってたもの(「風は吹いている」etc)とは全然違うものだな、とか。

 

エキセンに「誰もが風見鶏みたいに風の向き次第で〜」ってフレーズがあったりして、もう最近の”風”は、こと欅については、ほとんど少女たちを惑わせる時代の流れみたいな意味合いで登場するよねっていう。(乃木坂は三番目の風、だっけか)

 

まあ、詞語りはかなり記事に入れづらいですが…

 

 

Twitterの反応

うそ塚なりゆき 2017/10/28 17:21:46フォロー
面白い記事。 

 

確かに面白い記事です
サビまでの距離感は考えたことなかったなぁ
今回の表題曲は確かに違いますよね
 
そして、避雷針は素晴らしい

 

原秀爾 Shuji Hаra 自由人 2017/10/28 12:22:03フォロー
歌詞やメロディーばかりでなくこういう話を読みたい。
テンポ、曲の構成やリズムについて分析してあって良い。 

 

…LIVEでは貴重なジャブになりそうだね。
渾身の右ストレートだけじゃ辛くなるから良策かと。
※ダンスはハードだけど

 

発表直後のSMAPっぽさは”THE J-POP”と言える曲構成と類似するフレーズ、何より「freebird」を手掛けたシライシ紗トリの作曲に起因しつつ、欅坂とってはシングル曲として有効な手札かどうか確かめた曲とも受け止められる